和食授業「みんなで学ぼうワクワク和食」|保育園食育授業

きたる11月24日は和食の日!11月はわごはん月間です。こどもおりょうりラボでも11月は和食の素晴らしさを伝えるため、様々な取り組みを行っています。
そして今月から、新たに藤沢市の認可保育園の大庭保育園さんでも、食育授業をスタートしました!
今回はいつも一緒に食育を楽しんでくださっている村岡保育園さんと、新たに仲間になってくださった大庭保育園さんの和食授業をレポートします!
テーマは「ワクワク和食レッスン」
和食について、楽しく学ぼう!

①三味線で和の心を感じよう

こどもたちに和の心を感じてもらうために今年も杵屋巳紅梅さんが応援に駆けつけてくださって三味線を引いてくださいました!
みんなで三味線の音に合わせどんぐりころころなどの童話を歌いました。
②絵本で和食について学ぼう
お次はオリジナルの食育絵本で和食について学びます。



絵本の途中で、様々なチャレンジがありますよ!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
③配膳チャレンジ!

さぁ、まずは配膳チャレンジに挑戦!
上手にお盆の上に並べられたかな?
実はこれ、大人でも正解した方に会ったことがない…!

④利き出汁(ききだし)クイズ大会

そして利き出汁タイムでは2種の昆布で作った水出汁を飲み比べてお次はどっちの昆布の水出汁かわからない状態であてっこ☺️
多くのこどもたちが正解していて
こどもの舌は本当に繊細だなと感激🥹
でも、こどもたちの繊細な舌には、昆布水の味が強烈だったみたいで「にがぁああああい」「ウェエエまずーーーい!!」と大盛り上がり笑
「無理に飲まなくても大丈夫だよー!香りや色もヒントに当ててみて」と伝えたところ、結局みんな頑張って飲んでいてえらい!


昆布の手触りを感じたり、香りもクンクン。
昆布ごとに味も違えば、合う料理も違うんですよ。
そんなこともお話ししました。
⑤最後はぬりえでおさらい
最後は配膳チャレンジのぬりえでおさらい。
みんな思い思いの色にぬります。
お魚の焦げ具合にこだわって塗っている子が多くて、なんだかうれしかったです。


すっかり杵屋巳紅梅さんになついて、最後には「梅ちゃーん」と言っていたこどもたち。巳紅梅さんの顔も「かわいいねぇ〜って」ホコホコです。
園長先生による粋な計らい

村岡保育園さんでは、夏のお魚授業のホタテ焼きに続き、園長先生が秋の和食の代表格、さんまを網焼き!!
保育園中にさんまが焼ける良い匂いがただよいます。
あったかいね〜。

村岡保育園も大庭保育園も、園長先生たちが全力でこどもたちと一緒に食育を楽しむという姿が本当に素敵です。
なんと、給食もコラボ!!


そしてなんと今回、村岡保育園さんも大庭保育園さんも、給食で和食コラボ!
学んだことを、”食べる=体験する”ことで
生きた経験となり
本当の意味での”学び”になると思っていて
保育園側の粋な給食の計らいに脱帽でした。


あとがき
「日本の食文化を未来へつなぐ」
2013年12月4日、ユネスコの人類の無形文化遺産に登録された「和食」。
その理由には、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した、生産から消費に至るまでの食に関する社会的習慣が挙げられます。
例えば「おせち」などの具体的な和食の料理ではなく、この”日本人の精神を体現した和食”というところが、とても誇らしいなと思うのです。
今回、”日本人の精神”ということで、杵屋巳紅梅さんが和の心を表す三味線の音色や三味線の成り立ちなどのお話を聞かせてくださいました。
そして、給食で実際に「食べて、自分の体の中に入れる」ということは、こどもたちにとって一番の学びなんじゃないかと思うのです。
こうやって、多くの大人がタッグを組んで、こどもたちのために、そして和食を未来につなぐためにアクションすることの意義を実感し、そして感謝の気持ちでいっぱいです!